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2017年5月25日号

災害復旧資材+優しさ

▲土のう袋にメッセージを描いた常陸太田市の県立太田一高JRC部員と、佐々木さん(3列目中央)

土のう袋にメッセージを描く取り組み


 土のう袋は、土や砂を詰めて積み上げて、水の流れを変えたり、ごみ袋の代わりにすることもある土木資材。その土のう袋をキャンバスにして、メッセージや絵を描く取り組みが、県内各地で行われている。
 主宰は、那珂市の佐々木典明さん(57)が代表を務める「被災地にメッセージ入りの土のう袋を送るプロジェクト」。メッセージは、災害被災地の被災者を励ます内容で、同グループと学校などの協力で作画される。完成品は被災地に送られて、がれきの撤去作業ほか、復旧支援作業の多くの場面で使われる。
        ◇
 一昨年の常総市と周辺の水害以降、台風被害のあった岩手県岩泉町、熊本地震被災地などに計約1万5000枚のメッセージ入り土のう袋を送った。備えの意味も込め、平時でも取り組みを行っている。
 常総市の水害の際は、佐々木さんも被災地を訪れ、復旧支援作業に参加。積み上げられた土のう袋のメッセージを見て、涙する人の姿もあったという。

みんなの思いを形に

  土のう袋にメッセージを描くアイデアは、各地で災害復旧支援作業が行われる中で自然発生的に生まれた。東日本大震災の一部の被災地でも同様の土のう袋が使われたという。
        ◇
 継承した佐々木さんは、「被災地を思って心を痛めながらも、支援の方法が分からないという人々の優しさもくみ上げたい」と話す。
 佐々木さんも心を痛めた一人だ。佐々木さんは、東日本大震災被災地の宮城県南三陸町出身。津波で何人もの知人を亡くした。
 「気持ちはいつも故郷にあったが、できることが限られてとても苦しかった。優しさの一部でも形にできれば、被災者も、被災地を心配する人も、少し救われるのでは」と佐々木さん。


●メモ●
 被災地にメッセージ入りの土のう袋を送るプロジェクト(そば店五楽亭内、那珂市後台1250ー8 TEL.029・298・6618、フェイスブックあり)。土のう袋へのメッセージ描き込みのほか、土のう袋の寄贈、寄付金などさまざまな形の協力を募っている。








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