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タウンニュースARTICLE 一面記事

2015年6月4日号  

青春のスパゲティ

▲ナポリミートを持つアルバイトの坂田みきさん。坂田さんの母親は高校時代からの常連だ


鉾田・「もんく」のナポリミート

高校球児が火付け役

 鉾田市鉾田の喫茶店「もんく」のスパゲティ、ナポリミートは昭和50年代、同店にほど近い、鉾田一高の野球部員御用達メニューとして知られるようになった。
 同部は当時、甲子園出場を重ねた黄金期。野球部の練習が終わった後の同店は、連日、厳しい練習で腹をすかせた部員たちでいっぱいになった。
 ナポリミートは、ケチャップ味のスパゲティのナポリタンに、ミートソースをかけた創作メニュー。濃いめで、こしょうが効いた刺激的な味付けが特徴だ。レシピはこだわりで、「だしの取り方がポイント。僕にしか出せない味ですよ」と店主、田山芳彦さん(72)は自信を込める。
 同店は、昭和40年代にジャズ喫茶のイメージで開店した。「高校生の人気を集めるなんて予想外だった」と話す田山さんは、どちらかというとクールな性格。常連の野球部員とは顔見知りになったが、必要以上の会話はせず、ただ、通常の5、6倍という超大盛りナポリミートを出したという。「無意識な感じで逆に、居心地が良かったのかもしれませんね」。やがて、一般の高校生たちも出入りするようになった。

心にも刻まれた味

 最近は、ファストフード店などが増えたこともあり、高校生客の割合は減ったが、ナポリミートの味を心に刻む多くの人たちが訪ねてくる。
 数年前には、結婚披露宴の会場で上映するという“青春の思い出ビデオ”を、同店で撮影していった若者がいた。
 先日、来店した客は、涙ながらにナポリミートをたいらげた。聞けば、家族が重い病気にかかり、食欲がなくなっていたという。「思い出のナポリミートなら食べられるかもと、わざわざ県外から来てくれたそうです。ありがたくて、私も泣きそうでした」と田山さん。


●メモ● もんく・・・鉾田市鉾田1535、TEL.0291・32・4088。午前11時〜午後5時(土・日曜は午後9時まで)。月・火曜定休。ナポリミートはSサイズが700円。M、Lサイズは100円ずつ上がる。食事はほかに、サンドイッチ、トースト、ハンバーグなどがある。飲み物は、店主の田山さんが特別にブレンドしたココア(450円)が人気。









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