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2015年6月18日号  

夏夜に舞う 癒やしの光

▲優しい光を出すゲンジボタル(茨城生物の会の染谷保さん撮影)


ホタル


 夏の夜の風物詩といえば、ホタル。ゲンジボタルが飛び始めるのは、水戸市内では例年6月初旬だが、「今年初めて確認したのは5月20日。例年より早いシーズン到来ですね」とは、茨城生物の会会長の小菅次男さん(78)。川のせせらぎやカエルの合唱が聞こえる中、暗闇にふわりと舞う優しい光は、いつの時代も私たちの心を癒やしてきた。

ゲンジ・ヘイケが代表格

 日本にいるホタルは約50種類で、きれいに光るのはゲンジボタルとヘイケボタルの2種。ゲンジは大型で(体長約2cm)、光が強く、日本のホタルの代表格。ヘイケは大きさ(同約1cm)も光の強さもゲンジには負けるが、光り方はチカチカと華やか。
 地域にもよるが、ゲンジは6月末まで、ヘイケは7〜8月に見られる。ゲンジは小川などゆるやかな流れのある清流にすみ、ヘイケは水田や湿地などに生息する。観察に適した時間は午後8〜9時ごろ。

正しい知識で守って

 近年、各地でホタルの繁殖や観賞会開催などの取り組みが行われているが、小菅さんは、「正しい知識を持って行って」と警鐘を鳴らす。例えば、ほかの生息地から捕獲するなどして集め、自分たちの場所に放すという行為は、乱獲の問題だけでなく、「在来のホタルたちの遺伝的かく乱を起こす心配がある」。ホタルは、大きく分けると東日本と西日本では光の点滅速度が異なるなど、地域によって違いがあるという。
 小菅さんらが指導する「水戸市逆川こどもエコクラブ」は、同市千波町の逆川緑地から姿を消したホタルを再生しようと、10年前から地道に活動している。「地元には地元のホタルを」と、市内の生息地からホタルの卵を譲り受け、ホタルが育つ環境作りを続けている。昨年度はゲンジ約24匹、ヘイケ約200匹を確認した。
 なお、ゲンジボタルは、県の「準絶滅危惧(ぐ)」の一つに加えられている。















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