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2015年6月25日号  

40年前に比べ半減!?

▲餌を求めるツバメのひなたち(水戸市の仲川孝さん撮影)


ツバメ


 夏鳥のツバメは、今が日本滞在期間。空気を切るように素早く飛ぶ姿は、日常的に見かける。
 しかし、その数は確実に減少しているという。日本野鳥の会茨城支部の副会長、石井省三さん(62)は、減少を示す事例に、「近年は、電線に数珠つなぎに並ぶツバメを見掛けない」ことを挙げ、半減も考えられるという。
 同支部は3年前から、ツバメ限定の探鳥会を実施。数の推移の記録を始めている。

人に寄り添って生活

 ツバメは、日本人の暮らしと関わりの深い野鳥だ。昭和40年代までは、特に農家の屋内に営巣する例も多く、住人はツバメの出入りのために障子に穴を開けることもあったほど。夜間は屋内で過ごし、朝、雨戸が開いたとたんに外に飛び出した。
 害虫を食べる益鳥であることや、ツバメが営巣する家に福が来るという言い伝えなどが、人間との距離を近づけた。当時の日本はツバメの楽園だったといえる。
 減少している理由は、住宅様式の変化と、水田が湿田から乾田に変わり、巣を作る材料が減ったことなどが挙げられている。

「優しく見守って」

 保護のために庶民レベルで取り組めることは少ないが、石井さんは「見守るだけでも意義がある」と話す。5年前には、同支部が、県北地区の架け替え予定の橋に、ツバメの一種のイワツバメが営巣しているのを発見。施工側との協議がまとまり、巣立ちまでの数か月間、工事が延期になった。

 行方市麻生の兼平寿郎さん(75)宅では、少なくとも50年来、ツバメに宿を貸している。場所は、かつて瀬戸物店を営んだスペース。兼平さんは朝4時に起きて、ツバメのために店のシャッターを開けるのが日課だ。
 「まるで孫を世話するようにうれしそう。気持ちが和みますし、ありがたいです」とは妻の佳子さん。















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