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タウンニュースARTICLE 一面記事

2015年7月9日号  

絶滅危機変わらず

▲体長は約3〜4cm。水槽の中を元気に泳ぐメダカたち(水戸市の昆虫写真家・今井初太郎さんが撮影)

メダカ


 童謡「めだかの学校」でおなじみの小さな淡水魚。16年前、国発表の「日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト(=レッドリスト)」に初登場し、翌年には本県版「レッドデータブック」にも掲載された。田んぼや小川に当たり前にいた魚の激減のニュースに、みんな驚いた。
 激減の主な理由は、河川の開発。メダカたちの学校は今、どうなっているだろうか。

ホタルとともに戻った

 水戸市千波町にある公園「逆川緑地」でこのほど、子どもたちのグループ「逆川こどもエコクラブ」による生き物観察会が開かれた。この日のテーマはメダカ。池に入って網ですくうと、スジエビやドジョウなどとともにメダカがはねた。
 同グループは同所を拠点に活動して10年。姿を消したホタルを再生しようと、市に呼びかけて低農薬の除草剤に代えたり、手作業での除草などの活動を続けていて、ホタルとともにメダカもすむようになったという。子どもたちは、メダカのことを学びながら見守っている。

新たな問題も

 「一部で数は増えていますが、心配もあります」と話すのは、本県版レッドデータブックの淡水魚類を担当し、メダカの遺伝子かく乱の問題に取り組む稲葉修さん(48)。
 メダカは、主に太平洋側に生息する「ミナミメダカ」と、主に日本海側に生息する「キタノメダカ」の2種類がいて、さらにミナミメダカは地域による型があるという。問題は、それを無視した放流が行われていること。「数は増えても、地域ならではの個体群の絶滅を促すことにもなりかねません」と稲葉さん。
 外来種の流入も問題だ。県環境アドバイザーの川島省二さん(50)によると、同市内の川で、熱帯魚のグッピーを発見したのは平成18年。グッピーはメダカの仲間だが、メダカよりも強く、生息環境を脅かすこともあるという。「店で購入した魚を、川や池に流してしまうことが原因。最後まで責任を持って飼うことは、地域の自然を守ることにもつながります」と川島さん。















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