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2015年11月26日号  

豊漁と愛が育てた味

▲神栖市美化運動推進連絡協議会のつみれ汁

波崎のつみれ汁(神栖)

 「昔は、ボウルを持って港にいくとイワシはただでもらえたもんだよ」。神栖市波崎地区の多くの人が知る話だ。そして、もらったイワシは、さまざまに調理された。てんぷら、煮魚、酢の物、干物・・・。寒い季節に喜ばれたのが、つみれ汁。今でも同地区郷土食の代表格だ。
 イワシの水揚げ量は、20年ほど前を境に減少傾向にあるが、寒流と暖流がぶつかる同港沖は、今も国内有数の漁場だ。
 「イワシがただでもらえた」という当時、同地区の女たちの必須の技だったのが、イワシの手開きだ。親指で身を裂き、瞬く間に背骨をはがす。それを包丁でたたいて、汁に投げ込むまでには、1分足らず。海仕事で体を冷やした男たちを一刻も早く温めたいという、愛情が磨いた技だ。


私のつみれ汁
 神栖市美化運動推進連絡協議会は、県内各地の催しでイワシのつみれ汁を振る舞っている。先日は水害に見舞われた常総市で、炊き出しを行った。
 岩月栄子さん(写真中央)と山本静江さん(同右)は、「波崎といえばこれ。喜ばれるのが生きがい」、会長の才賀秀樹さん(同左)は、「最後につみれを一つ残してはしでつぶし、ご飯を足す。一押しの食べ方です」とすすめる。


《具だくさんが自慢 美推のレシピ》

「私たちのつみれ汁は、“つみれけんちん汁”と言ってよいほど具だくさん」と神栖市美化運動推進連絡協議会(美推)の“料理長”山本静江さん。材料と作り方は下の通り。

〈材料〉新鮮なイワシ、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、こんにゃく、ショウガ、しょうゆ、だし

〈作り方〉@イワシを手開きし、包丁でたたいた後、すり鉢ですり、つみれを作る。各野菜とこんにゃくをけんちん汁のイメージで下ごしらえする Aだし汁を作り、野菜から煮る B野菜に火が通ったら、つみれを加える。味を調節する Cつみれ団子に火が通ったら完成。刻みワカメをちらしてもいい





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