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タウンニュースARTICLE 一面記事

2016年6月9日号  

文化と地元 愛する姿に感動

▲客に浴衣の解説をするリタさん。産地まで丁寧に伝えた

インドネシア出身の呉服店店員 給前リタさん〈鹿嶋市〉

 鹿嶋市宮中の給前(きゅうぜん)呉服店で接客するインドネシア出身の給前リタさん(33)は、日本に来て数年ながら客の着付けも担当する頼もしいスタッフ。「日本的なものや、鹿嶋市の人々が大好きだから、両方にかかわるこの仕事を頑張りたい」
            ◇
 日本語、インドネシア語、英語など5か国語を操る才女。母国でキャリアを積んだ後、活躍の幅を広げようと留学したオーストラリアで、同じく留学中だった同店の二男で、後に夫となる範俊さんに出会った。
 呉服店へ嫁ぐとなれば、一般的な国際結婚以上の文化的な戸惑いが予想されたが、「服を売る普通のショップだと思っていました」とリタさん。
 思い違いに気づいたのは、初めて店を訪ねたとき。「着物と、着物にまつわるマナーや習慣の美しさ、それらを大切にする日本人の心にも感動しました」
 その後は、来日のたびに着付けや茶道などを学び、日本文化への理解を深めていった。
            ◇
 結婚の前年に起こった大震災は、心を痛めた反面で、範俊さんと鹿嶋市の人たちの地元愛を、強く感じる機会になった。オーストラリアにいたリタさんは範俊さんの身を案じて、オーストラリアに来るように話したが、きっぱりと断られた。範俊さんは、「地元と地元の人たちのためにも、ここで頑張るよ。みんなで助け合っているから安心して」と答えたという。
            ◇
 「日本的なものに困らされたこともありますよ」と笑う。インドネシアでも人気のテレビドラマ「おしん」が原因だ。耐えることを美徳とする日本人を描いたドラマを見た親せきらが、「日本に行けば苦労するばかり」と止めたという。
 「誤解は、私が幸せそうに日本の話をすることで解けていきました」 












▲着物を着たリタさんの母国の家族







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