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2016年9月15日号  

始まりは元旦登校


八千代おこし(大正2年現在地で販売開始)−高萩・永寿堂

 贈答品などに人気の高萩市安良川の菓子店「永寿堂」の「八千代おこし」。地元での高い知名度は、昭和30年代ごろまで行われた“元旦登校”によるところが大きい。
 元旦登校は、新年の誓いを立てる全国的な学校行事だった。終了後に土産が配られるのが慣例で、多くの子どもが楽しみにした。土産は、紅白もちが定番だったが、同市では八千代おこしだった。

大阪生まれの即位記念菓子

 永寿堂の起源は大阪にあり、八千代おこしは、大正天皇の即位記念菓子として考案された。炭鉱の最盛期に同市に移り、大正2年に現在の店を開業した。
 おこしと呼ばれる菓子は、東京の「雷おこし」など、全国に10種前後ある。穀物を加工して、あめで固めたのが共通点で、八千代おこしの特徴は、柔らかくて、一口サイズで食べやすいことだ。
 現在は、3代目の沼野辰三さん(76)と、辰三さんの娘で4代目の増子恵美さん(46)が店に立つ。数年前、恵美さんの発案で店に並べたのが、「われおこし」。製造過程で割れた八千代おこしを格安で販売するもので、「地元の人に、普段の茶菓子として食べてもらいたくて」と恵美さん。「失敗作だからと反対もしたが、お客の笑顔が古い考えを吹き飛ばした」と辰三さん。

【メモ】永寿堂(本店TEL.0293・22・2002)。北茨城市、日立市、水戸市などに支店がある。われおこしは、本店のみの販売。









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