本文へスキップ

よみうりタウンニュース 毎週木曜日発行の読売の地域情報紙 発行/茨城北部読売会 制作/読売茨城タウンニュース社

TEL. 029-221-6720

〒310-0805 茨城県水戸市中央2丁目7番37号
狩野ビル3階

タウンニュースARTICLE 一面記事

2016年9月22日号  

漁師町“彩る”サクラ


イワシの桜干し(昭和2年ごろ販売開始)−神栖・鴨安商店

 イワシの桜干し(=みりん干し)は、全国有数のイワシの水揚げ量を誇る神栖市波崎地区の伝統的な名物の一つ。名称の由来は、イワシを開いた形がサクラの花びらのように見えることや、「みりん干し」としてよりも鉄道輸送費が安く申請できた昭和初期の事情などから定着したようだ。

 製造業者の一つで、1882(明治15)年創業の鴨安商店は、1927(昭和2)年ごろから桜干し作りを始めた。現在も昔ながらの手作業で、郷土の味を守っている。

真面目さが守る味

 イワシは、脂肪含有量が極めて少ない小型で良質な片口イワシを使用。条件が揃うイワシは年間でもまれにしか水揚げされない。脂肪が多いと、油焼けを起こすなど品質や味の低下につながるという。
 魚を漬け込む調味液は、ザラメと塩だけで調整している。魚を漬け込んだ後に、煮沸、精製して、新しいたれを加えて繰り返し使っているため、長い年月をかけたうま味が凝縮、熟成されている。その後、天日干しをしてじっくり乾燥させる。仕上がりは、香ばしく、甘く深い味わいだ。
 「採算は度外視して、真面目に作ってきた。この味を守りたい」と、社長の鴨川安男さん(63)。

【メモ】鴨安商店では、通信販売のほか直売もしている。直売は1袋146円(送料は別途)。同店TEL.0800・600・2875。








バナースペース

株式会社読売茨城タウンニュース社

〒310-0805
茨城県水戸市中央2丁目7番37号
狩野ビル3階

TEL 029-221-6720(代表)
FAX 029-227-7888

よみうり

タウンニュース

Facebook いいね!