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2016年10月13日号  

光圀ゆかりの和菓子


ちまき(明治8年販売開始)−常陸太田・なべや

 ちまきは、アズキのこしあんを、新粉を練り上げた生地で包み、笹の葉でくるんだ伝統的な和菓子。生地のもちもちした食感と、あんのほどよい甘さが後を引く。
 常陸太田市に伝わるちまきは、江戸時代に徳川光圀の家臣・佐々介三郎が新潟の名物・笹団子を持ち帰ったのが最初とされる。
 「元祖ちまき」の看板を掲げる同市東三町の和菓子店「なべや」は、明治8年創業の老舗。風格ある店舗は、元町役場の建物を当時のまま使っている。

家族で守る130年の味

 「ちまきの原料・素材は、地元のコシヒカリ、北海道産のアズキ、近くの里山で採ったクマザサなど、国産にこだわり、家族で手作りしています」と、4代目の妻・鍋屋幸子さん(68)。昭和30〜40年代は家族や親せきのほか、従業員を8人抱える忙しさだった。
 「嫁いだ当初、義理の妹は早朝の作業を終えてから、学校に行ったほど。特に、端午の節句前の3〜5月は徹夜続きで、家族の団らんはなかったね」と振り返る。
 だが、時代と共に、多くの仲間が店をたたんだ。「笹をしばるイグサや、商品を入れる竹かごも昔ほど簡単に入手できない時代。伝統を守ることは大変だが、焦らずのんびりやりたい」と。


【メモ】なべや(TEL0294・72・0348)。同店のちまきは、昭和49年の茨城国体で、昭和天皇に「御料菓」として献上された。








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