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2017年5月18日号

黒子の技+遊び心

▲自慢のダンボール神輿を担ぐみかの原子ども会の子どもたち

日立・ハイパックスサトウの「ダンボール神輿」


 日立市の金沢小学校学区「みかの原子ども会」の子ども神輿(みこし)は、ユニークだ。
 見るからに本格的だが、精緻な細工のある台座、本体にあたる胴、屋根と、屋根の角を飾る蕨(わらび)手と呼ばれる部位も、すべてダンボール製。
 制作したのは、ダンボールや木で機械部品などの梱包(こんぽう)材を作っている同市千石町の町工場ハイパックスサトウ。「本業は、メーカーの製品を包むものを作ることで、黒子的。それを誇りに感じていますが、たまには主役になれるものを作るのもいいですね。ここまで本格的なダンボール製神輿は、全国でも珍しいはず」と同社の大和田清志さん。
       ◇
 神輿を製作したのは3年前で、同子ども会から相談があったのが始まり。同子ども会はそれまで、子どもたち手作りの神輿で地域の祭りに参加していた。「子どもたちに、よりよい思い出を残したい」との父母の願いがきっかけだった。

ルーツはダンボール玩具

 神輿の部品を作る高度なダンボール加工技術は、そもそも同社にあったが、完成に至らせた原動力は、同社ならではの発想力と行動力だ。
 同社には、ダンボールでオリジナルの玩具を作るなどの下地があった。始めたのは約20年前で、当時は斬新だったという。特に評判が良かったのが、子どもが実際に乗れる木馬。何枚ものダンボールを張り合わせたもので、揺りいすのように動いて遊ぶこともできる。
 現在の看板商品は、丸いす。軽さと安さが自慢で、県外からも引き合いがあるという。
       ◇
 みかの原子ども会の神輿は、受注から完成まで1か月ほどをかけたという。
 要の作業は、最後の組み立てで、すべて手作業で行った。「本業でもとても大切な工程。子どもたちの願いが乗る神輿は、いっそう慎重になりました」と大和田さん。

▲ハイパックスサトウのダンボール製品














●メモ●
 ハイパックスサトウ(日立市千石町4ー6ー32 TEL.0294・34・2277 http://www.hipacks.co.jp)。工場前に直営店「ふれあいショップ」を設けて、さまざまなダンボール製品を販売している。








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