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タウンニュースARTICLE 一面記事

2017年6月1日号

“勤務”7年の人気者

▲ホームのベンチに座るおさむ(ひたちなか市の船越知弘さん撮影)

ひたちなか海浜鉄道 那珂湊駅・黒猫のおさむ


ホームを気ままに歩く

 ひたちなか海浜鉄道・那珂湊駅で暮らす黒猫のオス「おさむ」は、同駅の“看板猫”。寝床は同駅事務所内のかごの中。日中は、構内を散歩したり、ホームでゴロゴロしたり、列車を待つ乗客になでられたり。すっかり駅に溶け込んでいる。
         ◇
 おさむが同駅にやって来たのは2009年7月。おなかをすかせて迷い込んできた。えさをやるとすみ着いてしまった。
 駅で気ままに暮らす姿が新聞やテレビで取り上げられ、人気が広がった。東日本大震災で被災し、運休をしている間も、おさむに会いに来るファンは絶えなかった。
         ◇
 同鉄道の野村徹さん(26)は、運輸部兼猫担当。自宅で長年猫を飼っていることから、入社時から担当になった。定期的に病院に連れて行ったり、えさやりやトイレの始末などを中心になって行っている。
 おさむは、箱に入るのが大好き。事務所内の書類が入った段ボールに入って毛だらけにしたり、コピーの排出口にもぐり込んで寝ていて、コピーを出した職員を驚かせたりすることもしばしば。「おさむ、またお前か」との声は上がるものの、「仕方ないなぁ」と、みんなすぐに許してしまう。

みんなで見守る

 駅務係の岩崎寛さん(30)は、ブラッシングをしてやっている。岩崎さんがおさむの背中の毛をとかし始めると、おさむは目を細め、お尻を上げて気持ちよさそうに体を任せる。長毛のおさむのために、ブラシは毛の素材の違う3本を使い分けているといい、仕上がりはふさふさだ。乗客も職員も、優しい目線でおさむを見守っている。
 おさむは推定15、6歳。猫では高齢だ。野村さんをはじめ駅員みんなの願いは、「このまま元気で長生きしてほしい。気ままに、自由に、おさむのペースでのんびりと過ごしてほしいです」。


●おさむメモ●
 名前の由来は、童謡「黒ネコのタンゴ」を歌った皆川おさむさんからで、皆川さんの公認。同駅にはおさむの妹分の猫「ミニさむ」もいる。ミニさむは屋根裏で寝ているか散歩に出かけることが多く、猫担当の野村さんでもなかなか会えないという。同鉄道の市民応援団「おらが湊鐵道応援団」は、おさむとミニさむの写真絵はがき(5枚組350円)を同駅で販売している。同駅TEL.029・212・8023。








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