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タウンニュースARTICLE 一面記事

2017年6月22日号

“家族”と地域に愛されて

▲得意のポーズで店頭に座るジョン

大子駅前周辺商店街の小崎陶器店・ 看板犬のジョン


 大子町の大子駅前周辺商店街の老舗、小崎陶器店のジョンは、同店の2代目の看板犬。息子のナッツも一緒に暮らしているが、いつも店頭にいるのはジョンの方で、まだまだ代を譲るつもりはなさそう。
         ◇
 店と歩道を仕切るサッシの内側で、両前足を交差させておすわりするのが、得意のポーズ。店の前を行く通行人からは、「ジョン、お行儀がいいね」などと次々に声が掛かる。得意芸は、「お手」ではなく、「ハイタッチ」。初代看板犬と同じ芸で、「お客さんが教えてくれたようです」と同店の小崎武広さん(38)。

町の各地に家族が暮らす

 同町内には、ジョンの家族が多い。
 ジョンの“妻”でナッツの母親のクーも、小崎陶器店から徒歩数分の場所にある内田生花店の人気の看板犬。クーは、ナッツのきょうだいとともに暮らしている。
 ジョンとクーは、散歩の途中で互いを見初めたという。両家の家族が機会をつくると、4匹の子どもができた。
 看板犬同士の子どもができたことは周囲で話題になり、子どものもらい手はすぐに見つかった。すると、ほかからも「ジョンとクーの子どもがほしい」という声が聞かれ、両家はもう一度、機会をつくった。
 現在、2匹の子どもは計8匹。同町芦野倉の奥久慈りんご仲野園の看板犬も、ジョンたちの子どもだ。

“きょうだい”誕生

 一昨年から小崎陶器店の雰囲気が変わった。武広さん、未来さん夫婦の長男、優吾ちゃん(1)が生まれたから。
 優吾ちゃんと、ジョン、ナッツは、まるできょうだいのように過ごしている。客が優吾ちゃんに渡したおやつは、ジョンとナッツもほしがり、優吾ちゃんは気前よく配る。
 武広さんは、そんな様子を見ていると、9年前に他界した初代看板犬のポンタを思い出すという。「僕もいつも一緒だったから」という武広さんの財布には、今もポンタの写真が入っている。


●ジョンメモ●
 ジョンは12歳でナッツは6歳。小崎陶器店(大子町大子734TEL.0295・72・0176)は、大正時代初期に雑貨店として創業した。武広さんが運営する同店のブログには、ジョンとナッツがひんぱんに登場する。








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