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2017年7月13日号

かわいくて、尊い命

▲山部小学校で行われた動物ふれあい教室で、児童らの輪に入ったクーロン


県動物指導センター(笠間市)・ ふれあい犬のクーロン



 4歳の雌の雑種犬クーロンは、笠間市日沢の県動物指導センターで、「ふれあい犬」として暮らしている。ふれあい犬の役割は、同センターが各地の小学校などで行う「動物ふれあい教室」に参加し、命について考えるきっかけになること。同センターには、クーロンを含めて3匹のふれあい犬がいる。

4年前に保護

 同センターは、飼い主不明などで、県内各地で保護された犬や猫などが、一時的に滞在する場所。飼い主が見つかったり、里親にもらわれたりするケースも多い反面、行き場が見つからず、やむなく殺処分されることもある。本県の殺処分数は、年々減少しているものの、全国平均に比べて多い。
 クーロンも、4年前に保護されて、同じ年ごろの2匹と一緒に同センターへやってきた。3匹とも穏やかな性格で、2匹は里親が見つかったが、クーロンだけは、縁がまとまらずにいた。一定期間を経て、ふれあい犬に抜てきされた。

人間と同じ鼓動

 7月上旬、クーロンは日立市十王町の山部小学校で開かれた動物ふれあい教室に参加した。
 集まったのは1、2年生10人で、クーロンのほか、もう1匹のふれあい犬も参加した。
 同教室で恒例なのが、聴診器を使って、自分とふれあい犬の心臓の音を聴くこと。今回も児童それぞれが聴診器をつけて、クーロンらと向き合った。1年生のA君は、「うちにも犬がいるけど、心臓の音は聞いたことがなかった。僕と同じ音がした。犬も僕も、同じ命なんだと思った」と、興奮気味に話した。

「僕たちが守るよ」

 教室では、本県の犬が置かれた状況の説明も行われた。
 犬の殺処分は、飼い主の意識の低さの結果として行われることが多いという。捨てられたり、放し飼いがきっかけで人の手を離れた犬の多くは、野生化して人に懐かなくなる。何かのきっかけで保護されても、人なれしていない犬は、里親にもらわれることは少ないという。
 教室の終盤、クーロンを囲んだ児童らは、「僕たちが守っていくよ」と誓うような表情だった。クーロンも、児童らの気持ちに答えるように、大きくしっぽを振った。

●県動物指導センターメモ●
 同センターは8月1〜3日に施設見学会を開く。1・2日は親子(小学校高学年と中学生、定員各日10組)、3日は一般(高校生以上、定員20人)対象。申し込みは同センターTEL.0296-72-1200。








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