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2017年8月3日号

聞こえないレーサー

▲疾走する安田拓海君

ひたちなか市・小学4年 安田拓海君


 ひたちなか市の小学4年生安田拓海君は、7月上旬に静岡県で開かれた自転車競技の全国大会「全日本BMX選手権大会」で8位にランクインした実力選手。
 キャリアは3年で、大会に出場するようになって1年余り。夢は、「五輪出場」。まっすぐな目で伝える拓海君は、この夏もぐんぐん成長している。

聴覚障害乗り越え

 拓海君には生まれつきの聴覚障害があり、それは、BMX選手としてのハンディにもなっている。例えばスタートを知らせるブザー音が聞こえない。走行中、ライバルのタイヤ音が聞こえないのもそうだ。
                 ◇
 活発な拓海君は、BMX以前にも多くのスポーツに挑戦したが、いつも障害が壁をつくった。BMXでも、大会に出場する聴覚障害者は拓海君だけ。初めは家族らの協力が不可欠だったが、必死にペダルをこぐ拓海君の姿が状況を変えた。今は、スタートのタイミングを、大会スタッフの手信号で知ることも多い。
                 ◇
 この夏には、奮い立たされる出来事があった。実績が評価されて、聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」の日本代表壮行会に招かれたことだ。エールを伝えた拓海君に選手らは、「次は君の番だよ」と返したという。

みんなで進みたい

 もう一つ、心に残るのが、7月半ばに開かれた大会に、聴覚障害のある友だちを招き、競技を体験してもらったこと。拓海君には、一緒にBMXを楽しむ聴覚障害のある友だちをつくるという願いもある。「実現すれば拓海にも何よりの励みになるはず」と母の薫さん。
 体験の際は、拓海君と親しい大会関係者らが、友人らを自然に手助けし、拓海君を含めたみんなが笑顔になった。
君。








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