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2018年2月8日号

卒業への日々一歩ずつ

▲制作途中の記念品を持つ児童ら。2月に2回目の作業に取り組む。遊友会は、鉾田市の芸術文化振興事業の補助を受けて協力している


記念品制作に取り組む上島東小6年生(鉾田)


 鉾田市立上島東小学校(平沼一彦校長、児童数125人)の6年生27人が、自分たちの卒業記念品の制作に励んでいる。地元で採取された粘土を素材にした陶製の時計を作るもので、地元の陶芸グループ「遊友会」が協力している。
 1月中旬に行われた最初の作業は、粘土を成形してベースのデザインを作ることがテーマ。陶製の土台の厚さなど、わずかな条件があるだけで、デザインは自由。それぞれに工夫をこらしながら、楽しげに進行した。
 飯島奈々さんと加藤遥音さんは、バスケットボールをモチーフにしたデザインでまとめた。2人は、同じミニバスケットボールチームを先日引退したばかり。「楽しい思い出がいっぱい。それを形にしたかった」と口をそろえた。
 今年の6年生は、全員が大洋中学校に進学する。「お別れするわけではないこともあって、まだ卒業の実感は薄いようだ」とは、担任の桜井貴美子教諭。しかし、これから少しずつ、雰囲気が変わるという。
 3月の「6年生を送る会」は、在校生との別れを強く意識する機会になる。その後、6年生は、在校生に向けた「引き継ぎ書」をまとめるのが、同校の伝統だ。内容は、「縦割り班での清掃活動を続けた」など、自分たちが学校のために続けたことと、在校生に続けてもらいたいことなど。
 「慌ただしい日々を経て、気がつくと立派な卒業生になっているもの。そして必ず、みんなが立派な中学生になってくれるでしょう」と桜井教諭。
















▲真剣な表情で作業する児童ら











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