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タウンニュースARTICLE 一面記事

2018年9月20日号

茨城発!ヒットMONO



優しさが生んだ味
「プレミアムマヨネーズ」 行方市・茨城農女ファーム

05 烏骨鶏卵使用 マヨネーズ

【行方】 行方市の「茨城農女(のうじょ)ファーム」が販売する「烏骨鶏(ウコッケイ)卵プレミアムヘルシーマヨネーズ」は、一昨年の発売以降、メイン材料のウコッケイの卵が生み出す濃厚さと健康効果への期待のほか、もう一つの話題で注目を集めた。もう一つとは、製作者で同ファーム代表の大久保芙有花(ふうか)さんが高校生であること。話題はテレビにも波及し、一時は、全国からひっきりなしに注文が入った。「学校の休み時間にも発送用の宛名書きをしていました」と芙有花さん。
 東京で暮らす祖父が体調を崩したのが開発のきっかけ。家族で飼育していたウコッケイの卵を食べることが、健康づくりにつながると知って、「おじいちゃんに食べてもらいたい」と研究を重ねた。仕上がりに満足したのと、「より多くの人を健康にしたい」という願いから販売を始めた。
 製造は、自分で見つけた県外の業者に、レシピを伝えて委託している。芙有花さんは、ラベル貼りや発送作業に励む。
 芙有花さんは現在3年生で、受験勉強にも忙しい。大学では農業について学びたいと考えている。
 「起業家向きだ」と言われることも多いというが、「マヨネーズの活動もウコッケイ飼育があってこそのもの。農業の可能性を広げられるような人になりたい」と芙有花さん。
 ワインビネガー味、アップルビネガー味、「米まよねえず」の3種を販売。各170g入り。道の駅たまつくり、同いたこなどで販売。茨城農女ファームibaraki-agriculture-women@kanto.me



ハワイも認める本物の音色
手工ウクレレ「マコレレ」 日立市・マコレレハンドクラフト


06 趣味から世界へ ウクレレ

【日立】 日立市東金沢町の「ウクレレ工房マコレレハンドクラフト」のオーナーで制作者の平野誠さん(40)は、元食品配達のドライバー。子どものころからプラモデルやラジコンなどの制作が大好きで、ドライバーを辞める5年ほど前から、ウクレレ作りに熱中した。
 脱サラして間もなく10年。世に送り出したウクレレは200本を超えて、一部は海を渡った。本場ハワイの有名ミュージシャンが平野さん作のウクレレを試奏、絶賛する様子が動画投稿サイトで配信されるなど、高い評価を得ている。
 平野さん作のウクレレは、名前をもじって「マコレレ」と呼ばれている。
 吟味した木材を使用するのと、手作りにこだわるのが特徴。結果、木目が美しく、澄んだ音を奏でるウクレレが仕上がるという。
 全国出版されているウクレレ雑誌の記者が工房を訪ねた際は、「原始的な作業風景だと驚かれた」と平野さん。工房には普通、専門の加工機械がずらりと並ぶが、平野さんはウクレレの胴の部分の曲面を、洋服用アイロンで形作っている。「趣味で作り始めたときからこのやり方だから、慣れてしまった。多少、遠回りしても、丁寧に作った方がいい音がする気がするんです」
 1本15万円〜。ウクレレ工房マコレレハンドクラフトTEL.090・2547・2101。。







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