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タウンニュースARTICLE 一面記事

2018年12月13日号

海外の情報誌でも紹介











▲(写真上)鹿嶋市のカシマスタジアムの前でハム焼を掲げる五浦ハムのスタッフ。(同下)焼きたてのハム焼。ハム焼のくしの長さは30cmほどで、1本500円。


高萩・全国区のフェス飯 五浦ハムのハム焼

 高萩市の五浦ハムが販売している「ハム焼」は、全国に知られる「フェス飯(めし)」だ。フェス飯とは、音楽などの大がかりなイベントで販売されて人気のテークアウト料理のこと。イベントには、海外にも知られるものもあり、ハム焼が海外の情報誌で紹介されることもあるという。
 県内でも、毎年夏に開催される大型野外音楽イベントのほか、地域の祭り、観光地、サッカーJ1・鹿島アントラーズの試合日のカシマスタジアムなどで販売している。
 同社は、手作りのこだわりハムが看板商品で、ハム焼も「職人たちが仕上げている自信作」とは、ハムを作って40年以上という同社の小泉重信社長。既製のハムを使うのではなく、豚肉をハム焼用にカットして、部位のバランスを取りながら串に刺す。その後に塩漬けして、熟成させている。「会場で焼き上げた時に最高の味になる」と小泉社長。焼き上がりはジューシーさと、脂のうまさが売りだ。
 販売を始めて17年ほどになる。最初は高萩市内の小さなイベントで数百本が売れて、「大反響」と喜んだ。震災後には、会社敷地で臨時販売もした。まだ食品の流通が滞っていたころだった。地元と、福島県の被災地からも多くの人が訪れて、みんなでハム焼を頬張り、笑顔が広がった。食にまつわる企業の使命だと思い、採算度外視で取り組んだ。
 年を追うごとに販売するイベントが増え、出向く範囲が広がった。北海道や九州のほか、海外からも声がかかる。近年は、1日に5000本以上を売ることもあるという。
 大みそかは、都心で行われる年越し音楽イベントで販売するのが恒例だ。小泉社長は、現場にいないと落ち着かない性分。「大勢の若者と朝5時まで付き合うわけだから、疲れるけど、楽しいよ」


【メモ】来年1月27日に北茨城市で開かれる「全国あんこうサミット」で販売する。同社TEL.0293・24・2837。











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