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2019年2月14日号

「努力の記録を残しては?」

▲ひたちなか市の石川運動ひろばをジョギングする鈴木さん


マラソンシーズンまっただ中 どうすれば楽しく練習できる?
「努力の記録を残しては?」

ひたちなか市・フルマラソン出場50回超のベテラン市民ランナー
実は、スランプの最中 鈴木 恭介さん


 ひたちなか市中根で、建築物や鉄道の模型を制作する鈴木恭介さん(55)のもう一つの顔は、ベテラン市民ランナー。中学時代から吹奏楽に熱中した文化系の青年が、27歳で一念発起。これまでに、フルマラソンの完走回数は50回を超え、市民ランナーの夢とも言われるサブスリー(フルマラソンで3時間以内でフィニッシュすること)も、30回以上達成している。地元勝田全国マラソンで好結果を残し、ボストンマラソンに派遣されたこともある。吹奏楽も、いまも継続中だ。
 「どうすれば楽しくマラソンの練習を続けることができますか?」の問いに、「記録を付けるのが第一歩」と回答した。
 必要なのはカレンダーとペンのみ。最初は、日付の下に走ったかどうかの「○」「×」をつければいいという。「○が4、5日続くだけで気持ちいいが、欲もでてくる」。その後は、「○」の代わりに走った距離を記入する。「数か月後には月単位の距離を意識するようになって、もう立派な市民ランナー」と笑う。
 距離は、自分なりのコースを見つけて、ネットの地図アプリなどで計っておく。コースをこだわると、より楽しくなるという。鈴木さんのホームコースは国営ひたち海浜公園。年間パスポートで入場するという。「完璧な見頃のコキアとネモフィラを毎年楽しんでいる。どの街にも良いコースがあるはず。これからの季節はサクラジョグがおすすめ」

 実は鈴木さんは、ここ数年スランプに陥っているという。2014年以降、サブスリーを達成していないのだ。
 今年1月の勝田全国マラソンは、2分オーバーの3時間2分。前回大会は、4分オーバー、その前は1分オーバーだった。
 鈴木さんは、それぞれのレースについて、昨日のことのように話す。「一昨年は、41km地点で突如、足が止まった」「去年は、2時間59分ぴったりでゴールするペース配分で走った結果、終盤失速してしまった」「今年は2分余裕を持って、2時間57分のペースで走ったが、36km地点で“貯金”を使いはたした」。
 「加齢のせいかも」ともこぼすが、あきらめる様子はまるでない。事実、今年の勝田全国マラソンの翌日から、“サブスリー奪回”へ向けたトレーニングを始めている。
 夢は、「ずっと走り続けて、85歳とか、90歳とかの世界記録を出せたら最高」と力を込める。











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