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タウンニュースARTICLE 一面記事

2019年2月21日号

「窓ガラスに自分の姿を映そう」

▲「体操している間も、力まず、笑顔を心がけて」


毎朝のラジオ体操 より効果的にするには?
「窓ガラスに自分の姿を映そう」

日立市・1級ラジオ体操指導士
「体操で街を元気に」 及川 謙治さん


  日立市河原子町の及川謙治さん(61)は、NPO法人全国ラジオ体操連盟の1級ラジオ体操指導士。よみうりタウンニュース「参加面」で連載中のラジオ体操コーナーでもおなじみだ。
 ラジオ体操は、約3分という短時間でほぼ全身の運動ができることが魅力で、朝の定番にしている人も多い。そこで、いつもの体操をより効果的に行うにはどうしたらいいかと聞いたところ、「体操を始める前に、自分の姿を窓ガラスなどに映してみて」と、及川さん。
 窓ガラスに映したら、まず、自分の顔を見てみよう。「皆さん、きっと、固い表情をしていますよ。息を鼻から大きく吸って、吸いながら口角も一緒に上げて笑顔になって、口からゆっくり息を吐く。この一呼吸をするだけでも、余分な力がすっと抜けて、やわらかい体で体操を始められます」
 体操している間も、窓ガラスに映った自分の姿をチェックしよう。「手を上げているつもりでも、思ったほど上がっていなかったり、背筋を伸ばしているつもりでも、背中が丸まっていたり。私もそうですが、頭の中の想像と体の動きが一致していないことが多いんです」
 体操中も、笑顔は大事。力んでしまうことを防げるので、動きがやわらかくなるという。「笑顔で楽しくが一番。朝のスタートを元気に切りましょう」
 及川さんが本格的にラジオ体操を始めたのは、50歳になってから。「久しぶりに体操してみたら、正しい動きとはほど遠かった。ちゃんと学んでみようと思ったのがきっかけです」
 市の教室などで指導すると、集まる人たちは体力も体調も千差万別。正しい動きだけにこだわらず、体操する楽しさを伝えようと、笑いを交えた指導法になっていった。「『細かいことは忘れちゃったけど、みんなで体操できて、たくさん笑って楽しかった』という感想が一番のご褒美」と、及川さん。
 「ラジオ体操は、地域を元気にするコミュニケーションツールになる」が持論。
 海岸で、初日の出を見ながら体操する「初日の出ラジオ体操」や、家族や友人、職場など対抗の「ラジオ体操コンテスト」の開催も構想している。「人が集まることで、きっと何かが生まれる。ラジオ体操はそのきっかけにぴったりです」










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