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タウンニュースARTICLE 一面記事

2019年3月7日号

「気になる見出し探してみて」

▲歌声のような明るい声が魅力の今さん。特技は「早起き」。放送日は午前1時40分起床という


毎朝の新聞 全部読むのはちょっと大変・・・楽しく読むには?
「気になる見出し探してみて」

新聞、実は苦手でした
今 章子
(こん あきこ)さん


 茨城放送で午前6時から放送している朝のワイド番組「モーニングナビ!!」パーソナリティーの1人、今章子さんは、番組を担当する月〜水曜は、番組開始前に全国紙や地方紙、スポーツ紙など計9紙に目を通す。
 ニュースを正しく伝えるための知識を深めるのが目的だが、今さんは仕事を抜きにしても「新聞を読むのは好きです」。
 そんな今さんに、新聞を楽しく読むこつを聞いてみると、「パラパラとめくって、気になった見出しがあったら、その記事を切り取っておく。後で、たまった記事を振り返ってみると、新たな発見があるかも」。
 見出しとは、記事に付いているタイトル。見出しを見たら、あまり深く考えず、「ほんとに?」「へえ、そうなんだ」などの直感を基準にする。記事は切り取るだけにして、時間があるときに読めばいい。
 数か月後、たまった記事を振り返ってみよう。今さんの場合、本や文具品、フィギュアスケートのことなど、好きな分野の記事も多いが、実はちょっと苦手という掃除や整理整頓、人工知能(AI)に関することのものも多かったという。「心のどこかで、克服したい、勉強しなきゃ・・・と思っているんでしょうね。こんな自分がいたとは、びっくりでした」
 番組では、忙しい朝に、ほっと安らぐ温かい情報を届けることも大切にしている。「ためておいた記事が生きることも。わくわくすると、声からも楽しさが伝わるんです」

 「新聞には、実は苦手意識があったんです」と、今さん。
 高校1年生の夏休みに、その日の新聞から気になった記事を1つ選んでノートに貼るというという宿題が出た。新聞は、「お父さんが、難しい顔をしてじっくり読むものとの印象があった」という今さん。父親をまねして、気になった記事ではなく、1面からじっくり読み始めてみたが、「全部理解しようとして、背伸びをしてしまいました」。
 紙面を開いて、気になった見出しの記事だけを選んで読むという方法は、高校時代の背伸びをしてしまった経験も生かしたもの。自分が興味を持ったものだけを読めばいいんだと決めたら、「気がぐんと楽になりました」。


【メモ】「Morning(モーニング)ナビ!!」は、茨城放送で、月〜土曜午前6〜9時に放送。今さんの担当は月〜水曜。










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