文へスキップ

よみうりタウンニュース 毎週木曜日発行の読売の地域情報紙 発行/茨城北部読売会 制作/読売茨城タウンニュース社

TEL.029-221-6720

〒310-0805 茨城県水戸市中央2丁目7番37号
狩野ビル3階

タウンニュースARTICLE 一面記事

2019年4月11日号

春に誘われ 家おやつ

 いい季節がやってきた。弾む心に促されて、ちょっとスペシャルなおやつが食べたくなった。「家庭で、簡単に作りたい」という要望を携えて、3人を訪ねた。

ごろごろイチゴのジャム

 水戸市泉町のフランス菓子店「メゾンベニコ」の店主は、「ベニコ」の愛称で親しまれている。フランス・アルザス地方のコンフィチュール(ジャム)の名店で修業したベニコさんは、「ジャムさえ手作りすれば、いろいろなものがスペシャルなおやつになる」とすすめてくれた。ジャムは一般的に知られているものより、ずっと多彩で、同店にはコショウなどスパイスを加えたものや、チョコレート味のものもある。

◎材料
 へたを取ったイチゴ、砂糖(イチゴの重さの4〜5割)、レモン汁少々。イチゴは、小粒はそのまま、大粒は切って大きさをそろえて、火の通り具合を同じにする

◎作り方
@ イチゴに砂糖の1/3の量をまぶして、鍋に入れて強火で混ぜ、沸騰したら火を止めるA落としぶたをして、2時間休ませる(イチゴの水分を引き出す)B 残りの砂糖を、2〜3回に分けて鍋に入れ、強火でかき混ぜながらたく。砂糖は一度入れたら、沸騰してから次の砂糖を加える(一度に加えるとイチゴが固くなる)。あくはこまめにとるC冷凍庫で冷やした皿にジャムをとり、煮上がりの状態を確かめる。とろみがついていれ
ばよいD最後にレモン汁を加えて味を整える。好みでハーブやスパイスを加えても。砂糖の1/3をはちみつに代えてもよい。

メゾンベニコ=水戸市泉町1‐3‐14〈休〉火・水曜TEL.029・224・9005




熱々の家おかき

 大川けい子さん(67)は、稲作とおかき製造の大川農園で、おかきの中心的存在。「手探りで始めたけれど、お客さんに恵まれて」と言う通り、今では全国にファンがいる。「自家製なら熱々でどうぞ」

◎材料
 もち(冷凍や真空パック品でもいい)

◎作り方
 もちを好みの大きさに切って、3〜10日乾燥。180度に熱した油で、泡が出なくなるまで揚げる。

大川農園=鹿嶋市大船津513〈休〉不定休TEL.0299・82・4037





蒸し器不要の懐かしプリン

 佐藤蓮汰さん(21)は、日立市田尻町の菓子製造「菓匠たけだ」の若手パティシエ。先輩職人たちの期待に応えようと、厳しい修行に取り組む毎日だが、さわやかな笑顔は“スイーツ男子”という表現がぴったり。佐藤さんが、「数あるスイーツの中でも、最も柔らかくて、優しい味」とすすめたのがプリンだ。「昔ながらの味」をイメージしたレシピだという。

◎材料
 カラメル=砂糖(100g)、湯(50cc)、プリン液=卵(8個)、砂糖(80g)、牛乳1リットル、バニラエッセンス(BA)

◎作り方
〈カラメル〉@湯30ccと砂糖を鍋で中火にかけ、混ぜるA褐色になったら火を止め、残りの湯を入れ、素早く混ぜるBプリンカップにスプーン半分ずつ入れる。
〈プリン液〉@砂糖80g、BA数滴、卵8個をボウルで混ぜる(A液)A鍋で牛乳を50度に熱す。A液を半量を足し、混ぜる。混ざったら残りを加え、こすBカラメル入りのカップに注ぎ、1個づつラップC鍋に水を1センチ張り、カ
ップを並べ、蓋をして中火で8分、弱火で10分蒸すD粗熱を取り、冷蔵庫で冷まして完成。


菓匠たけだ=日立市田尻町5‐14‐3〈休〉月曜・不定休 TEL.0294・43・3524











バナースペース

株式会社読売茨城タウンニュース社

〒310-0805
茨城県水戸市中央2丁目7番37号
狩野ビル3階

TEL 029-221-6720(代表)
FAX 029-227-7888

よみうり

タウンニュース

Facebook いいね!