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タウンニュースARTICLE 一面記事

2019年4月25日号

令和を彩る 茨城の神船、山車、屋台・・・

この春に出合える神船、山車、屋台

常陸大津の神船

北茨城・常陸大津の御船祭[おふねまつり](5月2・3日)

 北茨城市大津町の佐波波地祇神社で5年に1度行われる「常陸大津の御船祭」で登場する神船。全長約14mで重さ約8トン。みこしが乗っている。
 大きなにぎわいを見せる町中を、山車のように人力で曳(ひ)き回されるが、車輪などはない。同じ形式の曳き回しは、全国にも例がない。
 同祭は今年5月2・3日に行われる。曳き回しの場所は大津漁港周辺。
 道路上に見える木枠は、神船を乗せて滑らせる道具。進む勢いがすさまじい余り、それらが、黒く焦げ付き、煙が上がるのも見える。神船の上には、神職、はやし連など約50人も乗る。
 曳き回しは2日とも午後1時から行われ、みこしが乗るのは2日目。2017年に国重要無形民俗文化財に指定。








▲2012年の神峰神社大祭礼(日立市提供)

世界が認める風流物

日立・神峰神社大祭礼(5月3〜5日)

 ユネスコ無形文化遺産に指定されている日立市の山車・日立風流物は、同市中心市街地で毎年4月に行われる日立さくらまつりにも登場する。 
 同まつりに登場するのは4台ある内の1台だが、今年5月3〜5日に行われる7年に一度の神峰神社(宮田町)の大祭礼では、すべてが奉納公開される。奉納公開の場所は大雄院通り。
 日立風流物は、高さ約15m。前面は5層構造の舞台になっていて、各層に配置された計15体前後のからくり人形が、さまざまな時代劇を披露する。山車の中には人形を操る人など30人以上が乗り込む。







▲(沼田淳子さん撮影)

16台祝い曳き

潮来・旧アイモアで5月12日

 潮来市潮来の旧アイモア駐車場で5月12日、同市内の16地区の16の山車が出る「山車曳(び)き」が行われる。新天皇の即位と、新元号のスタートを祝うもの。
 山車は同市で8月に行われる潮来祗園祭で巡行するもの。各山車の上部には歴史に名を残す英雄たちの大きな飾り(人形)が乗り、山車の中では芸座連が潮来ばやしを演奏する。
 12日は、午前7時に各地区を出発して会場に集まり、午前11時から式典、潮来ばやしに合わせた踊りの披露(午後0時半まで)が行われる。








▲仲町区の山車(鹿嶋市提供)

奉祝山車曳き

鹿嶋・神宮周辺で5月1日

  鹿嶋市宮中の鹿島神宮周辺で5月1日、天皇の即位を祝う山車の「曳き回し」が行われる。
 角内区は午後1時〜、仲町区若連は午前10時〜。仲町区若連の午前中の曳き回しは、改元記念として実施。
 山車は、9月に同神宮で行われる神幸祭にあわせて出されるもの。







▲巡行する常陸大宮市の山車(同市提供)

北関東内陸部の関連伝える山車と屋台

5月4日 常陸大宮と大子で展示と巡行

 常陸大宮市鷲子の「みわ★ふるさと館 北斗星」で5月4日、同市の鷲子下郷組の山車が展示されるほか、鷲子祗園ばやしの披露が行われる。山車は、7月の鷲子山上神社の祗園祭で巡行するもの。
 また、同日に大子町の常陸大子駅近くの金町通りで開かれる「金魂祭」では、金町屋台の巡行が行われる。十二所神社春季例大祭で登場するもの。
 常陸大宮市の山車と大子町の屋台は、栃木県との関連が深く、外観にも共通点が多い。




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