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タウンニュースARTICLE 一面記事

2020年4月9日号

テーブル抹茶のすすめ



















 

まずは、基本の抹茶

抹茶は、専門店で買うと一味違う
茶せんは、あった方がおいしくて楽しい
器はカフェオレボウルでもOK、茶しゃくはティースプーンでも

 抹茶ラテに抹茶チョコレート、抹茶ティラミス ・・・ 。飲み物でもお菓子でも最近は抹茶味が大人気だが、抹茶をたてるとなると、ちょっと敷居が高いもの。背中を押してもらおうと、水戸市見和の茶カフェ「リーフガーデン」を訪ねると、店長の五條誠司さん(47)が「難しく考えずにやってみて。自分でたてると、楽しいし、おいしいですよ」と気さくに話してくれた。
 今回は、五條さんに聞いた初心者向けの手軽な抹茶のたて方や楽しみ方を紹介する。
 抹茶をたてる時の道具は、「日用品で代用できるものもあります」と五條さん。抹茶碗がなければ、カフェオレボウルやご飯茶碗を使える。茶せんは、ミニ泡立て器で代用してもいい。茶しゃくはティースプーンでOK。
 最初はうまくたてられなくても、「それも味。失敗も楽しんでしまいましょう」と五條さん。



 「抹茶を味わった後は、人気の抹茶ラテを」と五條さん。抹茶ラテは、抹茶と牛乳を合わせた飲み物で、ホットでもアイスでも楽しめる。まずは抹茶をたてて、茶こしでこしながらカップにいれる。こすことで、だまになった部分などが取り除ける。ホットならレンジで温めた牛乳を加える。アイスなら、冷えた牛乳と氷を加える。
 たてた抹茶をアイスにかけて味わう「アフォガード」も手軽。抹茶は、粉の状態でふりかけてもいい。
 抹茶の原料になる「てん茶」は、日光を避けて育てたお茶の
新芽を、蒸した後に乾燥させ、石うすでひいたもの。茶葉の成分をすべて摂取できるので、美肌などの健康効果がある。また、甘み成分のテアニンが豊富で、テアニンはリラックス効果もあるという。「やさしい緑色と、すっと爽快な香りも魅力。抹茶で心和むひとときを」

抹茶をたててみよう

 用意するもの=抹茶(1人分約1.5g、70〜80度の湯(同70ml)、茶せんかミニ泡立て器、茶碗、茶しゃくかティースプーン、茶こし
【1】抹茶をふるい入れる 茶こしに1人分の抹茶を入れて、茶碗にふるい入れる
【2】湯を注ぐ 茶碗に湯を注ぐ。湯は、ポットから一度別の器に入れてから注ぐと、温度が70〜80度くらいに下がる
【3】たてる 茶せんで、茶碗の底の抹茶を分散させるようにゆっくり混ぜる。次に、茶せんを底から少し上に上げて、アルファベットの「m」の字を書くイメージで手首を前後に振って混ぜる。泡が立ったら、静かに茶せんを引き上げる。









「抹茶ラテ」は苦み、甘み、ふんわり感の三重奏
写真は茶カフェ「リーフガーデン」で提供しているホットの抹茶ラテ(520円)。抹茶は、抹茶をたてて味わうときよりもお湯の量を少し少なくして(50ml程度)、濃いめにたてて。温めた牛乳は、泡立て器などで少し泡立ててから加えると、ふんわりした口当たりの本格抹茶ラテに仕上がる。好みで砂糖を足してもいい。仕上げに抹茶でアートを楽しんでみても。


「冷たいラテ」はクリームのトッピングもあり
同店で提供しているアイスの抹茶ラテ(580円)。抹茶をたてるときは、ホットの抹茶ラテをつくるときと同じように、お湯を50ml程度にして濃いめにたてるといい。甘さがほしいときは、ガムシロップを加えたり、ホイップクリームをトッピングしたりしても。「ホイップクリームの上に、きなこなどをトッピングしてもおいしいです」



ほろ苦「抹茶アイス」
同店で提供している「抹茶のアフォガード」(600円)。バニラアイスクリームの上にホイップクリームがのっていて、抹茶のソースをかけてアイスをくずしながらいただく。アイスとクリームの白に抹茶の緑が映えて、見た目もきれい。甘さとほろ苦さが合わさって、甘すぎない大人の味。



夏は氷をいれて「冷抹茶」

冷たい抹茶もおいしい。約2gの抹茶を茶こしでこしながら茶碗に入れて、40〜50mlの冷水を加えて、茶せんで「m」の字を書くようにたてる。泡立ったら出来上がり。抹茶と水の分量は好みで調節していい。ガラスの器に注ぐと、より涼しげ。











五條さん

茶カフェ「リーフガーデン」は、1973年創業の茶専門店「茶舗牧ノ原」(本店・水戸市宮町、TEL.029・225・8924)が経営。同市見和2丁目のアトラスビル1階に昨年12月オープンした。
 タピオカの代わりに球形のわらび餅を入れた「わらび餅ドリンク」が話題。ランチもある。営業時間は午前11時〜午後6時(現在、平日は短縮営業中で午後3時まで)。同店TEL.同・297・7647。



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